せっかく証拠が取れたのにその後の結果が良くない方向に進んでしまうこともあります。
その多くは自分で不倫相手と話し合いをしています。
自分で不倫相手と話し合いをしたら絶対にうまくいかないというわけではありません。
時々私が聞いてもビックリするくらい上手に話をまとめている方もいますから。
ただしそれはレアなケースで自分で対応すると良からぬ方向に行くことが多いという事です。
証拠を取って自分で動くということは、弁護士さんの力を借りずに自分でネットの情報等を駆使して時間や労力をかける事になります。
不倫相手とだけでなく不倫夫(妻)とも話し合いをじっくりとしていく必要がありますが、実はそこが1番落とし穴となります。
不倫夫(妻)と冷静に今後について話をしていくのはかなりの決意やパワーが必要となります。
会話の中で自分の弱みなども見えてしまうので、不倫夫(妻)としても真剣な態度に見えても内心は余裕があるはずです。
その余裕は不倫相手にも伝わりますので、話し合いがうまく進まないのです。
「証拠のことを言ったらかなりびびっていました」「今回は見たことがないほど反省していました」
という話をしていても後に連絡が来て
「まだ会っているようです…」
という事だってあるんです。
話し合いで大事なことは自分の弱みを悟られないことです。
証拠の内容もそうです。分からないほど怖いものはありませんからね。
直接話し合いをすれば自分の考えや弱みをさらけ出してしまうので相手としては対応しやすいのです。
ましてや「今回は慰謝料は請求しませんが次は請求します。とりあえずこの示談書にサインしてください」
こんな流れに自分から持って行った場合は『終わらない不倫』に自ら誘導しているようなものです。
証拠を取らずに勝負するのは問題外ですが、証拠を取っても条件が揃っていない時は弁護士さんに任せるのが良いと思います。
中にはそうでないケースもありますが、ほとんどのケースは弁護士さんに依頼することをお勧めします。
宣戦布告のやり方としても、自分で不倫夫(妻)や不倫相手に話をしたり電話をしたりするよりも、ある日突然不倫相手の自宅の郵便受けに〇〇法律事務所と書かれた郵便物が入っている、これが1番あなたの本気度を感じると思いますし、相手にも恐怖を与えると思います。
それでもどうしても自分で交渉したいという方にアドバイス。
余計なことを話さない
これです。
「2人は今後どうしたいんですか?」「どうして不倫したのですか?」
こんな話は必要ありません。
とにかく必要最小限の会話を予め準備しておく事をお勧めします。
香川の探偵・あすなろ調査事務所では、希望者には不倫問題に強い弁護士さんの紹介をさせていただいております。
せっかく掴んだ証拠です。これからのあなたやお子様のためにも有効に使いましょう。