「調査料金を現在150万円ちょっと払っているのですが、今はまだ証拠が1回しか取れていません。調査を延長しないと今後の話し合いを優位に進められませんよと探偵事務所の人に言われています。相談に乗ってもらえませんか?」こんな相談が昨年の11月にありました。
その依頼者さんが後日来店され話をお聞きしたら
依頼者さん「探偵事務所に払う予算を当初100万円と考えていました。最初の電話で30万~50万と聞いていたので、100万円以内で収まると思っていました。今回の支払いで150万円を超えたのでこれ以上払えないんです」
某探偵事務所「絶対に延長するべきです!ここでやめたらあなたは負けます。もう少しですよ!」
依頼者さん「そもそもどうして1回の証拠で150万円かかったのか教えてもらっていいですか?」
某探偵事務所「当初は3人で調査を行うと言ってましたが、開始してから今回の案件が5人で行わないと確実な証拠が取れないと判明したんですよ。この話は1度あなたにもしたと思いますよ!?」
こんなやり取りをその探偵事務所内で繰り返して1日悩んで弊社に相談された流れでした。
1回の証拠を取るのに150万円かかっている事には何も言いませんでした。
調査はやってみないとわからないところがありますので、そこは触れずに契約時に今回の調査は3人で行うと決めた流れや調査開始後に2人も増員になった経緯を聞いてみました。
結果は予想通りでした。
詳細な話をしないまま3人で行う事が決まり、実際現場に入ってみるとご主人さんの移動手段が毎回不規則であるなどの理由から5人で行う事になったのです。
ちょっと待ってください!
3人で調査を行うと決めたのは某探偵事務所です。
少なくとも1回目の証拠を取るところまでは、その責任を果たすべきなのでは???
1回目の証拠を取った後にその話をして2回目の証拠取りをその探偵事務所で行うのかどうするかを改めて決めれば、こんな事にならないと思うのですが...
150万円かかった、200万円かかったという話は香川県の探偵業界でもよく聞く話です。
うちではあり得ませんが😅
大事なのは契約時にどこまで詳細な打ち合わせをして調査料金や調査員の人数などを決めているかです。
その責任を棚に置いて1回目の証拠を取る前に実質的な値上げをするのですからいかがなものでしょう...
この依頼者さんは悩んだあげく弊社でご契約いただき無事に調査も昨年中に終わりました。
確かに対象者であるご主人の行動は予測不可能なところがありましたし、移動手段も日替わりと言ってもいいくらい変わるので難易度は高かったです。
依頼者もビックリ😲されていました。
2回の証拠を取った調査料金が他社さんに払った1回分の料金の半分もかからなかったので、それにもビックリされていました。
今回の話とは関係ありませんが、高松市であれば中央通り沿いのビルなどで対象者が働いているケースは本当に4,5人の調査員が必要になる事もあります。
出入り口が4箇所あるビルもありますし、ビルの周辺に車が長時間置けない等の条件が重なれば尚更です。
この写真は先ほど事務所から撮った写真です。調査とは関係ない写真ですがこんなイメージですね。
大きなビルには3,4箇所の出入り口がありますので、勤務後ビルから出てくる対象者を確実に見つけるためには人数をかけるしかありません。
「多分この出入り口は使わないだろう」という根拠のない予想は取り返しのつかない結果になりますので。
それでも人数が必要なのは、調査開始後の張り込みから1回目の移動をする2,3時間のみだったりするので調査時間中ずっと5人で調査するというのは...
調査が進むにつれてパターンがわかり始めて調査員を減らしていく事も可能なんです。
調査員の人数を急に増やしてきたり、詳しい話もしていないのに「調査員は5名で行います」なんて話は要注意です。
ご参考にしてくださいね。